8月6日、滋賀県高島市の安曇川公民館。
真夏の午後、約130名が長谷川さんの声に耳を傾けました。













来場者は高島市近郊の方が多かったようですが、
滋賀県内でも遠方の方や、京都や大阪の方も居られ、関心の高さを伺わせました。

そして福島から避難してこられた方や、高島市議の方も何名か来て下さいました。

力強い独特のお声の長谷川さん。
「飯舘村から福島原発の距離と、高島から若狭原発との距離は同じぐらい。
自分の事と置き換えて聞いていただきたい。」
の言葉で始まりました。

飯舘村はどんな所なのか、3月11日以降、村で何が起こったのか。
酪農家であり地区長も務める長谷川さんの壮絶な体験。怒り。悲しみ。
会場にいた皆の胸に響きました。

テレビやニュースでは知らされない残酷な現実。
語られるすべてが、今この同じ日本で起こっていること。
滋賀に住む私達にとっても、決して対岸の火事ではなく、
国民一人一人が、自分の問題として考えなければ未来はありません。

●会場からの声(アンケート抜粋)

・TV等の報道と真実が違いすぎることに憤りを感じる
・原発をお金の力で進めてきた政治家、電力会社、御用学者、
真実を報道しないマスコミ等の罪の大きさを実感した
・私達国民が原発に無知で行動を起こさなかったせいでもあり申し訳ない
・世間では、福島の現状を伝えたい思いと、知りたい思いが分断されていると感じる
・長谷川さんのようなリーダーシップを持った人が県や国に必要
・美しい村や暮らし、すべてを奪ってしまう原発は絶対に止めないといけない
・被災者のためにも原発をストップさせる運動を進めなければならない
・子供達の未来のため、国民が勉強して賢く強くならなければならない
・長谷川さんから聞いたことを一人でも多くの人に伝えたい
・このような貴重な話をどんどん世界にも発信してもらいたい

「放射能には敵わない、遠くに逃げるしかない」という長谷川さんの言葉が印象的でした。
この日は66年前、広島に原爆が投下された日。
会場ロビーでは、偶然「平和のための美術展・戦争展」が行われていました。

長谷川さんは今、できるだけ多くの人にご自身の体験を伝えたいとのことで、
高島講演の翌日は京都講演、翌々日は京都・岐阜で講演のハードスケジュールでしたが、
いつの日かぜひ、今度は奥様とのご旅行で、ゆっくり関西へ来ていただきたいです。

以下は講演の録画です。ひとりでも多くの人に長谷川さんの声を聞いていただきたいです。
■前半(長谷川さんお話)


■後半(トークセッション)

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